・アクセル・ワールド(全24話)
ありていに言えば、ネットの中に意識をダイブさせて、格闘ゲームをするという、そんなお話でした。
主人公・有田春雪が、よくある感じのイケメンの真逆、コンプレックスの塊のような少年というのが、異色と言えば異色ですね。
どうもこの作品においては、コンプレックスとか、心の闇と言った部分がアバターの能力に反映される、重要なファクターのように取れました。もっとも、無駄に傷つくだけなので、「もし私がバーストリンカーになったら~」等と下手に妄想しないのが「吉」かもしれません(笑)
卑屈ともいえる主人公の春雪くんが、ゲーム世界では彼にしかない能力「飛行アビリティ」を発現し、成長していく過程は、見ていて小気味良いかったかな~と思います。惚れた女のためならば、ってところもありますし。そういうところも含めて、熱い内容だったかと(^^)
・氷菓(全22話)
こちらは神山高校古典部の面々が、さまざまな「事件」に直面し、それを解決していくというもの。
「事件」と言っても、金田一少年のように、行く先々で死体が転がるような血なまぐさいものではなく、文集のタイトルである「氷菓」に込められた意味を探る・・・とか、そんな感じのもの。ヒロイン・えるちゃんの言葉どおり、まさしく「私、気になります!!」というのがピッタリな風情の内容です。
主人公の折木奉太郎(おれき・ほうたろう)は、当初は「省エネ主義」の積極性のかけらもない感じで、助手に情報収集させて、自分はそれを頭の中で整理する「安楽椅子探偵」といった感じ(^_^;)
ただ、後半になってくると、自分から動くようになったりと、えるちゃんに感化されている風にも見えました。お互いに、自分の想いに気づくところで終わっちゃうあたりがニクイぜ<(`^´)>
作品のキャッチフレーズにもある通り、「青春群像劇」として「ほろ苦い」一面も出ていたりと、謎解きだけでない、色んな「味」のある作品だったかな~と思います。
・人類は衰退しました(全12話)
毎回毒のあるツッコミを見せてくれた「わたし」ちゃんに敬礼です。人類よりも高度な知的生命体である・・・はずの妖精さんも、なかなかに可愛らしい(^^)
「わたし」ちゃんにたくさんお菓子を作ってもらいたいから、道具(バナナの皮)でタイムリープさせまくって、平行世界の「わたし」ちゃんを何人も集めてくる妖精さんとか、個性を自覚していない助手さんが、周囲の人間から、自分についての情報をかき集めて個性を形成していくとか、結構深い内容の回もありました。
・・・これが正しい説明なのか、若干不安なぐらい(-_-)
こんな感じで、夏アニメの中では、一番独特な作品だったかもしれません。
・・・・うまく語れないのが、なんとも歯がゆいです(-"-)
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